連載

エンタメノート

お笑い、大衆芸能、放送などエンタメ全般を取材してきた、油井雅和記者が「舞台裏」をつづります。

連載一覧

エンタメノート

「やたけた」演じ続けた可朝さん

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
月亭可朝さん=大阪市北区で2015年、西本勝撮影
月亭可朝さん=大阪市北区で2015年、西本勝撮影

 破天荒、異端児、自由奔放……。月亭可朝さんには、どれも当てはまるようで、今ひとつしっくりこない。大阪には「やたけた」という言葉がある。やんちゃ、むちゃくちゃといった意味だが、可朝さんは「やたけた」を演じ続けた師匠だった。

 トレードマークのカンカン帽にちょびひげ。丸い眼鏡。インタビューで可朝さんは「(当時は)若かったんで、バカにされちゃいかんと思って」と話していた。師匠、桂米朝さんの葬儀でもカンカン帽は外さなかった。その変わらぬ姿は、晩年は実際の年齢よりも若く映った。古今亭志ん朝師匠と同じ誕生日(1938<昭和13>年3月10日)で80歳。「誕生日占い、あれは当てになりまへんな」と笑わせていた。

 「ヤングおー!おー!」「11PM」にこの格好で出始めたのは30歳前後。フォークブームの時代に、「出てきた男」、そして「嘆きのボイン」といったコミックソングは大ヒット。もともと、「ボイン」は「11PM」で大橋巨泉さんが朝丘雪路さんの胸を見て作った言葉だが、それを「嘆きのボイン」で全国区にしたのは可朝さんだった。

この記事は有料記事です。

残り398文字(全文855文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集