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下原遺跡

縄文人エゴマ栽培? 土器に実付着 相模原 /神奈川

 相模原市南区当麻にある縄文時代中期(約5000年前)の下原遺跡から出土した土器片に、シソ科植物エゴマの実が無数に付着していたことが、同市立博物館学芸員の中川真人さんらの分析で確認された。土器を製作する際に粘土に混ぜ込んだとみられ、縄文人がエゴマを食用や祭事用などに栽培していた可能性がある。

     下原遺跡は1987年に発掘調査された環状集落。中央広場にあった墓域の土坑墓から無数の穴(直径1~2ミリ)がある高さ数センチ~13センチ、最大幅約20センチの土器片が出土した。縄文時代中期の大規模集落跡で国指定史跡「勝坂遺跡」(相模原市南区磯部)からツルマメの混入した土器が出土したことから、中川さんらは穴の解明を進めた。

     調査の結果、穴は土器片の裏表と割れ口の表面に計115カ所あり、このうち94カ所の穴は、粘土をこねる際に混ざったエゴマの実が土器の焼成する際に焼けてできた穴と判明した。エゴマは日本には自生しない栽培種とされるが、中川さんは「エゴマは葉も食用なので縄文人が栽培していたと思われる」と指摘。土坑墓に入れた土器は祭事用とみられ、縄文人の葬送儀礼などを推察する一つの材料となりそうだ。【高橋和夫】

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