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芸能人や海外セレブからペットとしての人気が高まっているというミニブタ。思った以上に大きくなるが、賢くて懐きやすく、飼いやすい動物だ。家の中にブタがいる生活って、どんなものだろう。
「ぶうちゃん、起きようか」。尾代(おしろ)ゆうこさん(42)が優しい声を掛けた。大きな黒い塊がいびきをやめ、ゆったりと立ち上がる。差し出されたバナナに鼻を近付けて匂いを確認し、ムシャムシャと頬張る。
塊の正体はミニブタの「風太郎(ぶうたろう)」だ。12歳4カ月の雄で、体重は100キロ以上とみられるが、測定できる機械がない。腹回りを尋ねると、尾代さんは巻き尺を反対側に投げ渡し、腹の下に顔をうずめて手を伸ばした。「あれ? 届かない」。交差させようにも、150センチの巻き尺では長さが足りないのだ。
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