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なぜこうまで人を惹きつけるのか――Ingressリアルイベントに見る「ARゲーム」のポテンシャル(GetNavi web)

情報提供:GetNavi web

4月7日、福岡でARスマホゲーム「Ingress(イングレス)」のリアルイベント「ミッションデイ福岡」が開催されました。Ingressは、 2つの陣営に分かれたプレイヤーが現実世界を動きまわりながら拠点を奪い合う陣取りゲーム。同ゲームやポケモンGOを手掛けるナイアンティックのCEO、ジョン・ハンケ氏も参加し、大いに盛り上がった本イベントを振り返りつつ、ARゲームの今後について見ていきたいと思います。

 

ご当地ものコラボも! ARゲームとリアルイベントは好相性

「ミッションデイ」とは、ポータルを順番に回ってアクセスしていく、いわばオリエンテーリングのような、スタンプラリー的な遊び方ができるミッションをみんなで回っていこうというものです。ポータルはポケモンGOで言えばポケストップのようなもので、順番にポケストップにアクセスしていくイメージ。しかもそのミッションは今回のミッションデイのみに設定された特別なもので、期間限定でしか遊べません。さらにそのミッションを3つ以上クリアすると、特別なメダルを貰えてしまうのです。

↑ミッションデイ福岡の参加登録者数は3000人を超えたとのこと

 

今回のミッションのテーマは黒田官兵衛でした。黒田官兵衛ゆかりの地を回りながら、Ingressのミッションもクリアするというものです。そもそもIngressはその場所に行ってプレイするというポケモンGOの基礎となったゲームだけに、そういったご当地ものとのコラボはしやすいゲームです。これまでにも多くのリアルイベントを開催し、仙台、熊本などの被災地での復興にもひと役買っています。

↑黒田官兵衛にまつわる場所にポータルがあり、そこを順番に回っていくミッションをいくつも用意。Ingressを遊んでいるだけでなんとなく黒田官兵衛のことや福岡のことが感じ取れる仕組みです

 

Ingressは青チーム(レジスタンス)と緑チーム(エンライテンド)の2陣営に分かれて、拠点を奪い合う陣取りゲームとなっているので、さまざまな人と協力しあってプレイするほうが効果を発揮できます。ポケモンGOはレイドバトルなどを抜かせば基本的にソロプレイで遊べるので、IngressではポケモンGO以上にコミュニティが重要になるわけです。もちろんソロでも遊べるのですが、人とコミュニケーションを取りながらプレイすればIngressの楽しさは倍増すると言っても過言ではありません。

 

今回のミッションデイも全国各地から参加者が訪れており、その登録者数は3000人以上とのこと。地域を越えてお互いが協力しあい、一緒の目的を達成するのはIngressならではの光景です。この状況に近いものがあるとしたら、プロスポーツチームのファンが地方遠征で一緒について行って応援する感じでしょうか。

 

「VRは自分のなかではあまり好ましいものではなかった」――ナイアンティックCEOが語るARのポテンシャル

こうしたリアルイベントには、ナイアンティックCEOのジョン・ハンケ氏が高確率で参加している点も見逃せません。ナイアンティックは「Adventure on foot with others」という理念を掲げており、ユーザーが参加するだけでなく、スタッフ自らも参加。ジョン・ハンケ氏がイベント時に参加者にサインや握手を求められても時間が許す限り対応しているのは、まさにコミュニティを重視しているというのを体現しているわけです。

↑参加者に囲まれるジョン・ハンケ氏。サインや握手に気軽に対応していました

 

ちなみに今回の福岡にもジョン・ハンケ氏は来日。せっかくなので、IngressやARゲームの今後についての話を聞いてみました。以下、ジョン・ハンケ氏のコメントです。

 

「Googleの社内ベンチャーとして発足したナイアンティックラボから8年が経過し、多くの実験的なことをしてきました。世の中的にはVRに注目が集まっていた時期がありましたが、それがARにシフトしつつあるのは嬉しく思います。周りと遮断され、その場に居続けるVRは自分のなかではあまり好ましいものではありませんでした。ARのほうが潜在的にポテンシャルがあると考えています。

ただ、ARも技術的なほうにフォーカスしているという懸念があります。ポケモンGOでは技術的なことよりも、ARの体験と手段を示すことができました。もちろん、ARのプラットフォームはより強化していく予定です。同時の多くの人が体験、共有するものを提供していきたい。すでにポケモンGOのレイドバトルやIngressで実現はしているのですが、ARグラスなどが当たり前になったときに、先行していけるようには考えています。

また、AR関連ではプラットフォームを越えたARマッピングをナイアンティックの新たな目標としています。ゲームだけでなく、地域の歴史が分かるようになるサービス、フィールドトリップなどを融合していく可能性があります」(ジョン・ハンケ氏)。

↑ナイアンティックCEOジョン・ハンケ氏

 

AR技術の向上やその技術そのものではなく、現状の技術でどういうことができるのか、ARはどんなことをできるのかを示してきたのが、Ingressであり、ポケモンGOであるということですね。ARって何?って言われたら、ポケモンGOかIngressをやってみて!って答えるのが1番手っ取り早いわけです。

 

続編「Ingress PRIME」やアニメも――今後も楽しみな展開が続々

今回のミッションデイでは、もう1つのイベント「シャード戦」を開催していました。シャード戦はポータル同士を結ぶリンクを使って、かけらを運ぶゲームで、より一層プレイヤー同士の協力が必要となります。さらに夜にはアフターパーティーが用意され、ステージ上でさまざまな発表が行われました。

 

そのアフターパーティーでは、Ingressの続編となる「Ingress PRIME」や夏放映予定のアニメ「イングレス」の新情報が飛び出しました。アニメ「イングレス」では、プロデューサーの石井朋彦氏、監督の櫻木優平氏が登壇。

↑19時より行われたアフターパーティー。4月初旬の気温とは思えないほどの寒さでしたが、多くの人が参加しました

 

↑アフターパーティーに登壇したアニメ「イングレス」の櫻木監督。イベント終了後にはアニメで登場するキャラクターのBIOカード(キャラクターの名刺みたいなもの)を直接ファンに手渡していました

 

IngressはポケモンGOに比べて取っつきにくい印象があります。ゲーム画面状にはゲームキャラクターが登場せず、地図とポータルが表示されるスキャナーの画面になっています。ゲーム進行についてもあまり解説されておらず、ストイックな表現でSF感を出している反面、ゲームとしての不親切さも感じてしまいます。

 

しかし、そういった面はIngressの1つでしかなく、コミュニティを介して多くの人と出会い、多くの場所に訪れることができるそんなツールであることが重要だったりします。興味を持った人は、とりあえず周りにIngressをプレイしている人がいないか探してみてください。きっと、その不親切さを取り除いてくれるほど丁寧に教えてくれるハズです。それがIngressです。

 

近々ローンチ予定のIngress PRIMEは、ポケモンGOのノウハウを生かして、初心者でも入りやすいわかりやすさを提供するとのことなので、そこで参入するのも良いですね。

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