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イラク日報

発見3日後に「ない」 陸自研究本部が隠蔽か

防衛省庁舎の外観=小川昌宏撮影

 防衛省は10日の参院外交防衛委員会で、陸上自衛隊研究本部(現在の教育訓練研究本部)が昨年3月27日に自衛隊のイラク派遣部隊の日報を見つけた3日後、陸上幕僚監部の照会に「日報はない」と回答していたことを明らかにした。研究本部が日報の隠蔽(いんぺい)を図った可能性が強まった。

 イラクの日報は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報に関する特別防衛監察中、研究本部教訓課で外付けハードディスクから見つかった。しかし、陸幕が昨年3月30日、「日報を含むイラク派遣部隊の文書」の情報公開請求を受けて照会した際、その事実を伏せていた。

 研究本部は当時の稲田朋美防衛相の指示に基づいて日報を探索し、昨年3月10日に「見つからなかった」と陸幕に報告していた経緯がある。大野敬太郎防衛政務官が率いる内部調査チームは日報が隠蔽された疑いがあるとみて、陸幕や統合幕僚監部の職員、OBから聞き取りを行っている。

 一方、小野寺五典防衛相は10日の記者会見で、新たに防衛省防衛政策局と海上幕僚監部で、それぞれイラク被災民救援業務(2003年)とハイチ国際平和協力業務(10~13年)の日報とみられる文書が見つかったと発表した。過去に国会で「不存在」と説明した文書ではないという。

 小野寺氏はまた、昨年2月20日の衆院予算委員会で稲田氏がイラクの日報は「ないと確認した」と答弁したことについて「正確に答えたかどうか疑問を持たれている」と批判した。稲田氏の指示で統幕が昨年2月22日に陸幕などに出した再探索依頼のメールも「正確に防衛相の意図を伝達したと言えない可能性がある」と指摘した。【秋山信一、前谷宏】

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