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堺市博物館

入館者が急増 オリジナルの手ぬぐいで後押し 古墳・埴輪ちりばめ /大阪

「古墳柄手ぬぐい」(上)と「お散歩博物館」を手にする広崎晶子係長ら=堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁の堺市博物館で、矢追健介撮影

 百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録への国内推薦が2017年7月に決まり、古墳群そばの堺市博物館(同市堺区百舌鳥夕雲町2丁)の入館者が急増している。16年度は約13万7600人だったが、17年度には約16万1900人に増えた。来館者に喜んでもらおうと、同博物館は大阪伝統の染色技術「注染」のブランドメーカーと組み、オリジナルの手ぬぐいを作製。さらなるPRと集客を目指している。【矢追健介】

     大仙公園内にある堺市博物館は、埴輪(はにわ)や剣、武具といった出土品などを通して古墳群の歴史的な価値や意義を伝える展示をしており、考古学ファンや観光客らが多く訪れる。

     入館者数は、開館した1980年度が約17万7700人と最も多い。翌年から減少し、00年度には約1万7400人にまで落ち込んだ。しかし世界遺産登録への取り組みが始まると入館者数は増加。古墳群を紹介する無料コーナーを設けるなどし、府と堺、羽曳野、藤井寺の3市が登録に向けた推薦書を文化庁に提出した翌年の14年度以降からは10万人を超えた。17年7月に国内推薦が決まり、増加に拍車がかかる。

     好調な状況を受け、同博物館の広崎晶子係長は昨年2月、「来館者向けに軽くてかさばらない記念品を作りたい」と手ぬぐいを思いつき、「注染」の手ぬぐいブランド「にじゆら」を手掛ける会社「ナカニ」(堺市中区毛穴町)の協力を得た。

     第1弾は、百舌鳥・古市古墳群の各古墳や、武具や勾玉などの出土物をモチーフとした限定300枚の「古墳柄手ぬぐい」(約40センチ×90センチ、税込み1600円)。色のにじみや異なる色との混ざり方など注染独特の風合いが魅力で、8月の販売から大人気だ。

     第2弾として今春から、館内を歩いた気分になれる限定300枚の「お散歩博物館」(同)を発売。淡い緑色が基調の手ぬぐいに埴輪(はにわ)や鉄砲、仏像など、館を象徴する展示物のイラストをちりばめた。

     広崎係長は「手ぬぐいなどをきっかけに入館者数を増やし、世界遺産登録に向けて盛り上げていきたい」と記録更新を目指す。問い合わせは同博物館(072・245・6201)。

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