毎日新聞
太宰府天満宮(福岡県太宰府市)の名物菓子「梅ケ枝(うめがえ)餅」の商標を使い類似商品を販売したとして、県警筑紫野署は11日、福岡市東区青葉1、露天商「中西商事」経営、中西泰治容疑者(63)を商標法違反(商標権侵害)容疑で逮捕した。2017年までの5年間に計約6400万円を売り上げたとみて調べる。
逮捕容疑は昨年4、6月、同市早良区の神社境内などの露天で、太宰府梅ケ枝餅協同組合が商標登録する梅ケ枝餅の名前を看板や包み紙などで無断使用し類似商品計25個を3000円で販売したとしている。「組合が商標登録しているとは知らなかった」と容疑を否認しているという。捜査関係者によると、02年にも類似商品を販売し、同容疑で逮捕された。【菅野蘭、柿崎誠】