アスベスト

教諭石綿労災、逆転認定 学校改修中に吸引 名古屋高裁判決

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 愛知淑徳中学・高校(名古屋市千種区)の教諭だった男性が死亡したのは校内で飛散したアスベスト(石綿)を吸ったためとして、妻が国を相手に労災認定を求めた訴訟の控訴審で、名古屋高裁(藤山雅行裁判長)は11日、請求を棄却した1審・名古屋地裁判決(2016年11月)を取り消し、訴えを認める逆転判決を言い渡した。【野村阿悠子】

 石綿に関する国の労災認定要件は中皮腫について「石綿を吸う作業に1年以上従事」としており、1審判決は要件を根拠に請求を退けた。これに対し藤山裁判長は「1年以上との設定は十分な医学的根拠に基づくものと言えない」と指摘した。原告弁護団によると、労災認定要件に合理性が認められないとした司法判断は初めて。

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