じじい部隊

留守預かり6年目の春 福島・大熊

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5年間手入れを続け、今年も咲いた桜を見上げるじじい部隊のメンバー=福島県大熊町大川原の坂下ダムで、乾達撮影
5年間手入れを続け、今年も咲いた桜を見上げるじじい部隊のメンバー=福島県大熊町大川原の坂下ダムで、乾達撮影

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県大熊町の大川原地区で、2013年4月から町民の留守を預かる形で駐在を続けてきた60代男性6人の活動が6回目の春を迎えた。人呼んで「じじい部隊」。来春には同地区に町役場が再開し町民の帰還も始まる見込みで、6人の仕事はこの1年が最後。手入れをしてきた桜約500本が咲き誇るなかで「みなに『おかえり』と言える環境を整えたい」と総仕上げを誓う。【乾達】

 町の臨時職員として先頭を切って町内に戻ったじじい部隊は、大川原地区にある坂下ダムの管理事務所を拠点に活動してきた。町の会津若松市への避難を指揮し定年退職したばかりだった元総務課長の鈴木久友さん(65)や元復興事業課長の横山常光さん(65)ら役場OBのほか、消防、水利施設管理などの経験者も加わった。交代で避難先の郡山やいわきから通い、週末を含む毎日、日中勤務している。

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