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ミニシアターから

公開中「獄友」 「不幸」じゃない、冤罪被害者らは今 第七芸術劇場スタッフ・小坂誠さん(30)

作品に登場する冤罪被害者ら=(C)2017Kimoon Film 映画「獄友」プロジェクト

 第七芸術劇場で公開中の映画「獄友(ごくとも)」は冤罪(えんざい)を追い続けてきた金聖雄監督の冤罪作品3作目にして、集大成ともいえるドキュメンタリーです=写真は出演者。

     冤罪を訴えてきた男性5人が登場します。「布川事件」の桜井昌司さんと杉山卓男さん▽「足利事件」の菅家利和さん▽「狭山事件」の石川一雄さん▽「袴田事件」の袴田巌さん--。彼らは自分たちのことを「獄友」と呼び、冤罪被害という痛みを抱える者同士のつながりを築いています。

     殺人事件の冤罪被害という、国家の犯罪ともいえる内容を扱いながらも、被害者たちの関係や出所後の人生を追った本作は、司法への怒りだけでなく、彼らの現在の人生の喜びと笑いにあふれた、希望のドキュメンタリーとなっています。

     5人が獄中で過ごした期間は計155年。何もかも奪われたかのように思える「獄友」たちの「『不運』だったけど、『不幸』ではない」という言葉が、見る者に強烈な印象を与えます。

     金監督の冤罪3部作をきっかけに「冤罪音楽プロジェクト イノセンス」が始まりました。谷川俊太郎さん作詞、小室等さん作曲の主題歌「真実・事実・現実 あることないこと」もこのプロジェクトから生まれ、多くの著名なミュージシャンが協力。冤罪で苦しむ人たちを応援しています。主題歌にも注目してください。【聞き手・村瀬優子】

          ◇

     関西でミニシアターにかかわる皆さんに、取り組みやお薦め作品などを紹介していただきます。


    第七芸術劇場

     大阪市淀川区十三本町1の7の27サンポードシティ6F(06・6302・2073)。阪急十三駅から徒歩5分。スクリーン数1、96席。「ナナゲイ」の愛称で親しまれている。同じビルの5Fには姉妹館の「シアターセブン」がある。

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