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大相撲の危機を考える 実績頼みの運営、決別を=飯山太郎(東京運動部)

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大相撲春場所の千秋楽の協会あいさつで謝罪する日本相撲協会の八角理事長(中央)=エディオンアリーナ大阪で3月25日、幾島健太郎撮影
大相撲春場所の千秋楽の協会あいさつで謝罪する日本相撲協会の八角理事長(中央)=エディオンアリーナ大阪で3月25日、幾島健太郎撮影

 昨年11月の元横綱・日馬富士による傷害事件発覚から相次いだ日本相撲協会の不祥事は、3月の春場所後の理事会で関係者の処分が終わり、一つの区切りを迎えた。最終的な決着に5カ月を要し、協会の対応の遅さに課題は残った。だが、あくまで自ら定めた規定に基づいて処分に徹した対応は評価をしたい。協会はかつてのようなトップの現役時代の実績による組織運営が難しくなっている。公益財団法人にもなり、組織の透明性が求められる協会には、さらに内部規定を整えてルールに基づく組織統治(ガバナンス)を望みたい。

 様変わりしたものだと思った。3月29日の理事会後、東京・両国国技館で開かれた記者会見。春場所中に付け人に暴力を振るった十両・貴公俊の師匠で、欠勤を繰り返した貴乃花親方(元横綱)の2階級降格処分を発表した。その際、八角理事長(元横綱・北勝海)は「欠勤は協会の規定に定められた職務専念義務違反」と処分の根拠を示した。弟子の貴ノ岩が被害を受けた日馬富士事件を巡り、協会に反発を続けてきた貴乃花親方には、親…

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