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岩田剛典

思い出の「大事な場所」とは 「天然」と呼ばれる素顔も明かす インタビュー後編

連続ドラマ「崖っぷちホテル!」で主演を務める岩田剛典さん

 15日から放送される連続ドラマ「崖っぷちホテル!」(日本テレビ系)で、民放連続ドラマ初主演を務めるダンス&ボーカルグループ「EXILE」「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」メンバーの岩田剛典さん。岩田さんは、舞台となる破綻寸前の老舗ホテルに突如現れ、従業員にクセの強い注文をする謎の客・宇海直哉を演じる。アーティストとしての活動だけでなく、映画「去年の冬、きみと別れ」(公開中)、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」(10月5日公開)など俳優としても精力的に活動している岩田さんに、役作りや「天然」と言われてしまう素顔などについて聞いた。

 --演じる宇海直哉はどんなキャラクターですか。

 宇海は崖っぷちの老舗ホテルにいきなり来客して、いろんな従業員に無理難題でクセのある注文をするんですけど、それがホテル内でも話題になるんですね。でも宇海の狙いは別にあって、一見すると不審な行動が、ホテルを良い方向に導くための第一歩。でもそうは受け取ってもらえないという食い違いも出てきます。

 キャラクターとしては明るくほがらかで、ニコニコしているけど、逆に核心を突く言葉をその気なしにさらっという天然さもあるんです。人を傷つけるショックな言葉を笑顔で言えたり、ある意味、無頓着、無神経な一面もあって、見ている方に「何考えてんの」と思ってもらえるんじゃないでしょうか。

 --ミステリアスな役ということで、役作りで大変だったことは。

 本読みもやりましたけど、現場に入るとみなさん倍くらいのテンションで演技をしている気がしますね。みなさんテンションを上げてくるので、さらにそれに応えるように演技していて、エナジーを使います。特に長せりふは、ずっと自分のテンションをキープしないといけないので。僕もよく笑う方だと思いますけど、ずっと笑っているわけではないので(笑い)。楽しい気分をずっとキープする、(役柄が)子供みたいな人なので、そのキャラ設定をキープするのに苦労するのかな。でも、だんだん楽しくなってくると思うので、「ちょっと抑えてくれる?」って言われるくらいがちょうどいいのかな。

 --自然と役に入り込んでしまうということですか。

 現場だと段取りと違うことをするので、アドリブもそのまま「はいOK」となったりします。僕も現場で想像するタイプなので、何かやってやろうと(笑い)。テスト前は思いついていないんですけど、テスト後に「この角度でこのタイミングで、これを差し込めば楽しいかな」と考えてやると、「いいね、それ」って言われることもあります。そうなると、自分でキャラクターの味付けをした感じになって、より深まると思うので、繰り返してやっていきたいですね。

「今まで以上にチャレンジ」

 --現場の雰囲気は。

 まだ探りながらですけど。僕は初めて共演する方が多いですけど、共演者同士で何度か共演されている方も多いので、そんな中で会話は大分弾んでいる印象ですね。僕もだいぶ下の年齢で、同世代ばかりではないので、いろんな話を聞けて面白いですね。

 --せりふを覚えるコツはありますか。

 覚えるのはいつもしんどい作業ですけど、脚本が演出をイメージしやすい本になっていて、「こういうシーンにしたいんだろうな」ってなんとなくわかるので助かっています。そんな中で、「また宇海が見たいな」って思ってもらえるチャーミングさとかを考えていて、せりふ回しや動き方を考えていて、いろいろと今まで以上にチャレンジしています。いろいろ提案しているので、脚本も変わってきそうですね。脚本家の方からも「インスピレーションをもらいました」と言っていただいて。一緒に作っていっている感がありますね。

 覚え方は、本から離れるというのが第一関門で。ここ数日で理解が深まっていったので、読んできたことだけじゃなくて、よりキャラクターに昇華させていく作業。声色を変えたり、相手のお芝居に合わせたり、どういう感じで来るのかも想定しつつ、どうやって返すかと練習するだけですね。自分のパブリックイメージを利用したようなキャラクターでもあるのかなと思う部分もあるので、気負わずに楽しみたいところですね。

本人も天然?

 --岩田さんが宇海に共感できる部分はありますか。

 たまに「天然」って言われますね、「マイペース」とか。遠からず分からなくもない。ただ、狙ってやったらお芝居になっちゃうから、「天然」って何だろうって思いながらやっています。(宇海は)集中すると人の話聞いていないというところがあるので、想像の世界でやっていますね。

 僕自身は真面目っぽい印象があると思うんですけど、「抜けている」ってメンバーに言われますね。今やらなければいけないこととかあると、それ以外がどうでもよくなることがあるので、(メンバーが)「天然だよね」って言ってくるんだと思います。

 --劇中ではホテルが大事な場所になってきますが、岩田さんにとって大事な場所はありますか。

 ダンスにどっぷりはまっていたとき、スタジオ借りるお金もないので、新宿のとあるビルの前で、夜な夜な姿が映る窓をミラー代わりに、毎日朝まで踊っていました。

 --当時、活躍している今の自分を想像していましたか。

 まったくまったく。ダンスしかないくらいの学生生活でしたけど、一般企業に就職して社会人になるって漠然と思っていましたから。

 --映画も公開されて、順調にステップアップされていますね。

 経験が少ないと言いつつ、気が付いたらいろいろとやらせていただいている時期。常に挑戦する気持ちを持っていたいと思っていて、このタイミングで連ドラやらせていただけるのは、目標でしたし、今までの積み重ねがあったのかなと思います。出せる力を発信していけるようにしたいです。気負うとかネガティブに考えず、思いっきり楽しみたいですね。初めての連ドラ主演で「座長」というのもありますし、僕があまり暗い顔をしていたら、みんなもついてこないと思いますし。でも、そんなの杞憂(きゆう)じゃないかと思うぐらい現場の雰囲気もいいので、楽しみですね。

「崖っぷちホテル!」は、かつては高級ホテルだったが、現在は実力、やる気ゼロの“クセが強い”スタッフたちが営業する破産寸前のホテルが舞台のシチュエーションコメディー。岩田さんは謎の客としてホテルに宿泊する宇海直哉役で、戸田恵梨香さんが経営の立て直しに一生懸命なホテルの新米総支配人・桜井佐那を演じる。日本テレビ系で15日から毎週日曜午後10時半放送。

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