斎藤健農相は13日午前の記者会見で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設について、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が2015年4月、学園側に「首相案件」などと発言したことを記載した文書が農林水産省内にあったと発表した。斎藤氏は「文書の中身は愛媛県に聞いてほしい」と記載内容への評価を避けたが、政府内でも文書が見つかったことで、学園側との面会を認めていない柳瀬氏はさらに苦しい立場に追い込まれた。【加藤明子、高橋克哉】
斎藤氏によると、農水省の課長補佐級の職員1人が文書を持っていた。15年5月の異動時に前任者から受け取り、「農水省の事務とは直接関係ない」と判断して行政文書としてではなく個人的に保有。後任者にも引き継がなかった。前任者は同省の調査に「文書を見た記憶はなく、後任に渡した記憶もない。異動の際に渡した資料の中に含まれていたかもしれない」と答えたという。
この記事は有料記事です。
残り700文字(全文1079文字)
毎時01分更新
福岡市の商業施設で起きた女性刺殺事件で、鹿児島家裁が19日…
北海道から大阪に向かうピーチ・アビエーションの飛行機内で2…
入院拒否に「懲役」は、妥当なのか――? 政府は、感染症法な…