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自民

安倍離れ、じわり 麻生、二階派内からも不満

自民党総裁選を巡る各派閥の立ち位置

 森友学園問題などで安倍政権が苦境に立たされる中、安倍晋三首相が出身派閥の自民党細田派と、総裁3選を支持する麻生派と二階派を軸とした党内基盤の維持に腐心している。一方、自民党内では総裁選を控え、首相と距離を置いて「様子見」する動きが広がり始めた。

 首相は12日の麻生派パーティーに駆け付け、麻生太郎副総理兼財務相と握手して結束をアピール。「麻生さんとしっかりタッグを組みながら公約を必ず実行していく。そのことで責任を果たす」と述べ、政権運営への意欲を強調した。

 麻生氏も「政策のど真ん中で政権を支えていく」と応じた。ただ首相も麻生氏も財務省の決裁文書改ざん問題に「極めてゆゆしき話」(麻生氏)などの表現で触れざるを得ず、「安倍1強」の陰りは隠せない。

 首相が政権の要石として麻生氏同様に重視するのが、二階俊博幹事長だ。その麻生氏と二階氏は10日夜に両派幹部を交えて会食。「難局に力を合わせ政権を支える」と一致した。もっとも、会食中は雑談が多く、場の雰囲気は「エイエイオーという感じではなかった」(出席者)という。

 政権の展望への不安は、首相支持派にも広がる。12日の二階派会合では、伊吹文明元衆院議長が首相への忠告を披露。「安倍さんには大変な道義的責任がある。配偶者が立場をわきまえないといけない」と述べて首相の妻昭恵氏を批判した。その上で「道義は己の心の中で裁くもの。居丈高に他人の道義を批判したら一種の人民裁判になる」とも語り、党内や野党をけん制した。

 「長期政権のひずみ」(政府関係者)の続発が、党内の空気を変えている。総裁3選に中立的な谷垣グループの12日の会合では、逢沢一郎元国対委員長が「政権を取り戻して5年数カ月の間で最も厳しい局面に立たされている。発言すべきは発言していく」と述べ、党内世論の喚起を主張した。石破茂元幹事長は自派の会合で「真実を解明するのは与党の責任だ。批判するなという方もいるが、自浄作用を失うことの方がよっぽど怖い」と語気を強めた。

【田中裕之、竹内望】

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