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スルガ銀

金融庁が立ち入りへ シェアハウス破綻巡り

金融庁=東京都千代田区で、根岸基弘撮影

 女性向けシェアハウス「かぼちゃの馬車」の運営会社が経営破綻した問題で、金融庁は12日、大半の物件所有者に購入資金を融資していたスルガ銀行(静岡県沼津市)に対して月内にも立ち入り検査を行う方針を固めた。不適切な融資が被害を拡大させた可能性が高いと判断した模様だ。検査結果を踏まえ、業務改善命令などの行政処分を検討する。

 かぼちゃの馬車は不動産会社、スマートデイズ(東京)が展開。シェアハウス用の物件を1億円以上で会社員らに販売した上、それを借り上げ、入居者から集めた家賃から所有者に保証した賃借料を支払う仕組みだった。

 しかし、入居率の低迷で賃借料の支払いが止まったため、ローン返済に苦しむ所有者が続出している。同社は今月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し事実上、破綻。所有者に自己破産などが広がる懸念がある。

 かぼちゃの馬車の物件は全国に1000棟近くあり、所有者は約700人に上る。関係者によると、スマートデイズは購入者にスルガ銀の横浜市内の支店で融資を受けるように勧めていた。融資審査では預金残高が改ざんされた通帳のコピーが使われた例も多かったという。

 金融庁は3月、スルガ銀に銀行法に基づく報告徴求命令を出し、実態把握を進めてきた。スルガ銀の支店担当者がスマートデイズ側と結託し、不適切な融資審査を行った疑いがあるとみている。スルガ銀本体についても、支店に強い権限を与える方針がガバナンス(企業統治)の欠如を招いた可能性があるとみており、立ち入り検査で調べる。【鳴海崇】

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