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名人戦

羽生、反撃決め先勝 史上2人目の1400勝

佐藤天彦名人に勝利して公式戦通算1400勝を達成し、感想戦で対局を振り返る羽生善治竜王=東京都文京区のホテル椿山荘東京で2018年4月12日午後8時47分、竹内紀臣撮影

 東京都文京区のホテル椿山荘東京で11日から指されていた第76期名人戦七番勝負第1局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、藤田観光協力)は12日午後8時22分、挑戦者の羽生善治竜王(47)が佐藤天彦(あまひこ)名人(30)を97手で破り、先勝した。残り時間は羽生36分、佐藤1分。第2局は19、20の両日、石川県小松市の辻のや花乃庄で指される。

 佐藤の得意戦法の横歩取りを羽生が受けて立ち、1日目から大乱戦となったが、羽生が佐藤の猛攻をしのいだ。

 佐藤は、封じ手の3八歩から攻撃を継続して2枚目の馬を作った。羽生は43手目に6四歩と佐藤の薄い玉頭に狙いを付けて反撃を見せ、なおも攻め続ける佐藤に対し、3八玉(47手目)と持ち駒を温存した際どい受けを見せた。控室からは「危ないのでは」と驚きの声が上がったが、4八銀(63手目)が控室が予想していない頑強な受け。その後、両者の壮絶な寄せ合いとなったが、羽生が反撃を決め鮮やかに寄せ切った。

 今年初めに国民栄誉賞を受賞後、初めてのタイトル戦に臨んだ羽生。名人通算10期と、タイトル獲得通算100期の二つの大台が懸かる七番勝負で好スタートを切った。【丸山進】

 羽生竜王の話 以前指した将棋で、こういう手もあるかと考えていた序盤戦だが、先手としては面白くなかったかもしれない。ずっと難しい将棋だった。最後、5二歩(93手目)を発見して、よくなったと感じた。

 佐藤名人の話 6四歩(43手目)を打たれる前にどうするか水面下での苦労があった。8一飛(77手目)で少し悪いと感じた。ちょっとずつ足りない将棋だったと思う。

羽生1400勝 史上最速、最年少

 羽生善治竜王(47)は12日、名人戦七番勝負第1局で勝ったことで、故大山康晴十五世名人に続く、史上2人目の公式戦通算1400勝を達成した。

 羽生の1400勝到達は、四段昇段後史上最速の32年3カ月(大山は50年0カ月)、最年少の47歳6カ月(同・67歳1カ月)、最高勝率7割1分2厘(同・6割5分3厘)。

 終局後の記者会見で羽生は「100勝のキリ(節目)は一つの目標としてやっている」と明かした。1400勝も昨年末ごろから意識したといい、「進むほど道のりは険しくなっている。一つの目標としてやってきたことが達成できて良かった」と笑顔を見せた。

 大山の持つ通算勝利数の最多記録(1433勝)にもあと33勝に迫っている。昨年度の成績は32勝22敗(勝率5割9分3厘)で年度内達成の可能性もあるが、羽生は「まだまだ先の話なので、一歩ずつ進んでいけたらいい」と控えめに語った。【丸山進】

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