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傷抱え、この街で生きる ISの爪痕残るモスル イラク

銃弾の痕が残る壁近くで遊ぶ子供たち。特に破壊が目立つモスル西部では、日常の風景の大部分を建物の解体やがれきの撤去が占める。壁にはクレーンのレンタルとその連絡先が書かれていた=イラク・モスルで2018年3月

 3年にわたり過激派組織「イスラム国」(IS)による占領が続いた、イラク第2の都市モスル。乾いた大地に並ぶ褐色の家々には、銃撃や空爆にさらされた破壊の爪痕が目立つ。この街がイラク軍により奪還された直後の昨年7月に取材した家族を、再び訪ねた。

 アヌアールさん(43)はISからの奪還作戦のさなか、脱出の機を逸し、最後まで街に取り残されていた人々の一人だった。ISだけではなく、彼らに対抗する民兵たちをも恐れたからだ。

 「飢えるか、殺されるかしか、私たちには選択肢がなかった」と当時を振り返る。外気が50度近くにもなる…

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