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加計問題

柳瀬氏、来週にも招致 首相「うみを出し切る」

柳瀬唯夫元首相秘書官=国会内で2017年7月24日、小川昌宏撮影

愛媛県文書、農水省にも 安倍首相「信頼回復へ全力尽くす」

 斎藤健農相は13日の記者会見で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設について、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が2015年4月、学園側に「首相案件」などと発言した愛媛県の文書が農林水産省内にあったと発表した。柳瀬氏は面会を否定しているが、文書が政府内でも見つかったことで、文書の信ぴょう性が強まったと野党は勢い付く。与野党は柳瀬氏を来週、国会に招致する調整に入った。【加藤明子、村尾哲】

 斎藤氏によると、同省職員36人の聞き取り調査の結果、課長補佐級の職員1人が「個人的」に紙で持っていた。15年5月の異動時に前任者から受け取った引き継ぎファイルに入っていたが、「農水省の事務とは直接関係ない」と判断し、行政文書として後任者に引き継がなかった。職員の前任者は、調査に対して「文書を見た記憶はなく、後任に渡した記憶もない。異動の際に渡した資料の中に含まれていたかもしれない」と答えたという。他の職員にも共有されていなかった。

 文書は、愛媛県職員らが15年4月2日に内閣府の藤原豊地方創生推進室次長(当時)、柳瀬氏と個別に面会した翌3日に作成された。同県が今月10日に存在を確認したと発表した文書とほぼ同じ。柳瀬氏が「本件は、首相案件となっている」と述べたことや、安倍晋三首相と学園の加計孝太郎理事長の会食で獣医学部新設計画が話題になったことなどが記されている。

 ただ、作成日は同県が確認した文書は4月13日で異なるほか、面会を踏まえた同県の対応を記した部分も一部違う。斎藤氏は「内容の真偽は(作成した)愛媛県に聞いてほしい」と記載内容への評価は避けた。

 文書が政府内でも見つかったことを受け、安倍首相は13日、視察先の東大阪市で「徹底的に調査をし、全容を明らかにし、うみを出し切る。信なくば立たず、これは政治の基本だから、信頼を回復するために全力を尽くす」と語った。

 柳瀬氏の国会招致を巡っては、公明党の井上義久幹事長が13日の記者会見で「『必要である』との判断があれば尊重したい」と語った。自民党国対幹部も「招致を断りづらくなったのは間違いない。ゼロ回答だと国会が止まる」と語り、働き方改革関連法案などの審議を控える中、容認に傾いた。17~20日の首相訪米中の実施を検討しており、証言内容が偽証罪に問われる可能性がある証人喚問にするか、参考人招致にするかで詰めの協議を行っている。

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