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熊本地震2年「最大の復旧作戦」(その1) 二度と崩れぬ石垣に

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 「このひびは地震で落下した時についたのかな」

 「ちょっと欠けているけど再利用できそうだね」

 「こっちは明治時代に修復した跡だろう?」

 そんなやりとりをしながら、作業員らが重さ数百キロもある石にメジャーを当て寸法を測る。損傷の程度や石質、加工法なども調べ、調査票に記入していく。石の表面には崩落場所などを示す管理番号がペンキで書かれている。最後に石の各面を写真に収め、ようやく次の石に取りかかる--。

 2016年4月の熊本地震から2年。「天下の名城」とされる熊本城(熊本市中央区)の内外14カ所に設けられた仮置き場には、崩壊した石垣から回収した石材が何列にもわたってずらりと並ぶ。一個一個の特徴を記録する地道な作業が続く。

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