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ミニ論点

米英仏、シリア攻撃 渡部恒雄・笹川平和財団上席研究員、末近浩太・立命館大教授の話

 シリア攻撃を実行したトランプ米政権の思惑や今後のシリア情勢について専門家に聞いた。

 米国のシリア攻撃は、不要な拡大を避けようと慎重に計画したという印象だ。トランプ大統領や強硬派のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)ではなく、現実派のマティス国防長官の影響だろう。昨年4月の攻撃とは異なり、英仏と共同行動を取った。これは北大西洋条約機構(NATO)加盟国に安心感を与える。同盟国との行動を重視する姿勢も「米国第一」を唱えるトランプ氏ではなくマティス氏の考えだろう。

 攻撃規模は前回より大きく、ターゲットの数も増やし、化学兵器をこれ以上使用するなというメッセージを強めた。一方で、前回同様「1回限りの攻撃」も表明した。偶発的な衝突を避けるため、ロシアとも水面下で調整したようだ。今回以上に踏み込めば後戻りできなくなるし、今回以下だと効果がない、という微妙なところを計算した攻撃だったと思われる。

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