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みんなの広場

介護の現場で分かったこと=介護福祉士・山本太朗・65

 (奈良県河合町)

     介護施設に勤めるようになり6年。私の仕事は朝食の準備やトイレ、食事の介助などである。「老いる」とは、どういうことか。食事や排せつに支援が必要になったり、歩行が困難になったりと、何らかのリスクを一つ、二つと背負いながら、日常を過ごすということに違いない。

     自身の姿を重ねながら「老後」という現実に日々向かい合う中で分かったことがある。介護する者、される者と立場は異なるが、人間同士の付き合いが不可欠という、当たり前のことである。それと転倒事故を防ぐ重要性だ。高齢者の骨折は寝たきりにつながる場合が多く、安全確保は大切な仕事である。

     そして、もう一つ。家庭での介護が困難なため施設で過ごさざるを得ない状況をどう考えるか、という問題だ。

     介護の現場を担う一人として、介護保険制度は誰のためのものかと問いたくなる。どんな状況にあっても、自分の意思で生活が選択できる介護システムであってほしいと切望する。

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