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囲碁・将棋スペシャル

将棋 B級1組 糸谷八段 「怪物くん」A級へ 自分ならではの将棋貫く

糸谷哲郎八段

 <順位戦B級1組 谷川浩司九段VS糸谷哲郎八段>

 久保利明王将、菅井竜也王位のタイトルホルダー2人、そして藤井聡太六段と、関西本部所属の棋士が大活躍している。その関西からまた一人A級が誕生した。

 今回は糸谷哲郎八段(29)を紹介しよう。糸谷は小学4年で奨励会入りし、17歳で四段に昇段。さらには大阪大学大学院へ進学する異色の経歴をもつ。早見え早指しで才能あふれる手を連発、特に玉さばきに異常な強さを見せて、「怪物くん」のあだ名がついた。竜王獲得を果たした怪物くんも、持ち時間6時間の順位戦では苦戦する。17歳でのC級2組順位戦初戦は、純粋な王手馬取りを見落として馬をタダで取られてしまった。結局C2卒業に5期かかり、C1も3期かかった。だがB2はわずか2期、そしてB1も2期目にして8勝2敗で昇級し、A級上陸を果たした。

 糸谷らしい指し回しの、谷川浩司九段(56)との将棋を見ていただこう。糸谷が先手で、初手[先]3六歩![後]3四歩[先]4八銀[後]3二飛[先]5六歩という変わった出だしから力戦に。すぐに戦いが始まって第1図に。先手玉が異様な位置にいるが、これはもともと8八にいた玉が[後]9五歩[先]同歩[後]9七歩と端攻めされたときに強く[先]同玉と取って自ら出ていったものだ。まずは目障りな5六の飛車を追って、…

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