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国立がん研究センター東病院で患者相談に携わる、坂本はと恵さんが、がん患者やその家族に向けて、役立つ情報や支えとなる話をつづります。

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がんを正しく知るには=国立がん研究センター東病院 がん相談統括専門職 坂本はと恵

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国立がん研究センターが開設するがん情報サービスのホームページ
国立がん研究センターが開設するがん情報サービスのホームページ

 「検索サイトに『膵臓(すいぞう)がん』と入れると、何件の情報がヒットすると思いますか。数十万件もありました。がんのことを勉強したくても、どれが正しい情報なのか分からず、混乱しています」

 約10年前まで電話相談でよく耳にした言葉です。当時はがん治療の情報の質と量ともに担保されたインターネットのサイトは皆無に等しく、私たち相談員もがんに関するガイドラインや、学会が出版している書籍を片手に解説する日々でした。

 こうした患者や家族の声を受け、2006年に国立がん研究センターが「がん情報サービス」(https://ganjoho.jp/public/index.html)を開設。がん関連の用語や治療の解説、生活する上での工夫を紹介するなど、最新で幅広い情報がインターネットから入手できるようになり、同じ情報が冊子として全国がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターでも手に入れられるようになった経緯があります…

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