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国会前デモ

「キャンドル」で沈黙の抗議

国会前でキャンドルやプラカードを手に、政権批判の集会を行う作家の澤地久枝さん(手前)=東京都千代田区で2018年4月14日午後6時23分、手塚耕一郎撮影

 東京・永田町の国会正門前で14日夕、ろうそくの形をした小型ライトを片手に、安倍晋三首相の退陣を求める「キャンドルデモ」が行われた。憲法改正に反対する「九条の会」の呼びかけ人の一人でノンフィクション作家の澤地久枝さんが提唱し、500人以上が参加。森友・加計両学園問題を抱える安倍政権に「沈黙」で抗議の意思を示した。

 韓国で朴槿恵(パク・クネ)前大統領の退陣につながった「ろうそく集会」を参考に、「日本でも沈黙で抗議を」と実施。国会前では日中、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などが主催した大規模な抗議運動が繰り広げられたが、夕方から始まったキャンドルデモは対照的に穏やかな雰囲気で実施された。

 約1時間に及んだデモは「沈黙」をはさみながら、有識者や著名人がマイクを握って進められた。途中、雨が降り出したが、作家の落合恵子さんは「『ファイア・イン・ザ・レイン』という言葉があります。雨の中の炎は消えやすい。でも、私たちが志を持って次の世代に手渡せば、燃え続けることが可能であると思っています」と語った。

 デモを呼びかけた澤地さんは87歳。1945年の敗戦を旧満州(現中国東北部)で迎えた経験を持つ。軍隊が住民を置き去りにして逃げ出すのを目の当たりにし、ノンフィクション作家として「昭和」や「戦争」を問い続けている。2015年11月から毎月3日、俳人の故金子兜太(とうた)さんが「アベ政治を許さない」と揮毫(きごう)したポスターを掲げて国会前に立ち続けている。

 キャンドルデモを終えるにあたり、澤地さんは「『沈黙』していても意思表示はできる」と話し、参加者に感謝の言葉を述べた。

 澤地さんが次に国会前で「沈黙」の抗議をするのは5月3日午後1時から。キャンドルデモの次回開催日は未定で、韓国のように大規模な運動に発展するかは未知数だ。【沢田石洋史】

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