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学校と私

年上との対戦で成長=リオ五輪バドミントン代表・山口茜さん

山口茜(やまぐち・あかね)さん

 生まれ育った福井県勝山市はバドミントンが盛んな地域です。練習に多くのOBがボランティアコーチとして来て、打ち合ってくれます。小さい頃から、年上のいろいろな人と対戦する中で多くのことを吸収してきました。楽しく教えてもらったことで、今も「楽しむ」をモットーにプレーしています。

     コーチの多くは大人の男性で、随分テクニックで翻弄(ほんろう)されました。身近なコーチたちが憧れであり、ライバルでした。高校卒業までに全員のコーチに1回は勝つことを目標にしていたことが自分を強くしてくれました。

     高校に進学する時も県外に行く考えは全くなく、地元の勝山高を選びました。兄が地元の中学で全国大会に出て団体戦で優勝したことがうらやましく、自分も地元の仲間と日本一になりたいと思ったからです。全国高校総体では1年の時からシングルスで優勝できましたが、団体戦で3位になったことの方が価値を感じました。団体戦で勝つのは個人戦より難しいですし、喜びをみんなと共有できます。

     高校3年の夏は、日程の重なった世界選手権を辞退し、高校総体に出場しました。世界選手権はほぼ毎年行われますが、高校総体は一生で最後です。ずっと一緒に頑張ってきた仲間がいて、高校でお別れになります。世界選手権辞退に賛否両論はあったと思いますが、譲れませんでした。結局、高校総体の団体戦は3年連続で3位でしたが、負けた準決勝の内容が前の年より良くなって、チームの成長を感じることができました。

     高校3年間は日本代表にも選ばれて、国内外にたくさん遠征もしました。遠征中、バドミントン部の仲間にノートの写真をメールしてもらって、勉強をしたこともあります。顧問だけでなく、学校中の先生が応援してくれて、遠征後に遅れて課題を提出に行っても「頑張っているね」と声を掛けてもらいました。

     2016年春に高校を卒業し、実業団の再春館製薬所(熊本)に入社しました。今も休みで勝山に帰ると、必ず高校の部活に顔を出し、後輩たちと一緒に打ち合います。自分がOBの人たちに育てられた分、同じように伝統をつないでいければと思っています。【聞き手・小林悠太】


     ■人物略歴

     1997年福井県勝山市生まれ。女子シングルスで、高校1年の2013年にジャパンオープン優勝。16年リオ五輪8強。17年に世界トップ選手の集まるスーパーシリーズ・ファイナル優勝。

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