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中国

高齢者の「微信」利用急増 2年で4倍 詐欺被害も

 【上海・工藤哲】中国で知人同士の連絡や買い物の支払いなどで利用し、日常生活での重要度が増している中国版LINE(ライン)「微信」(ウィーチャット)について、50歳以上の利用者が急増している。中国でのスマートフォンを通じたサービスの急速な普及に伴い、使いこなす必要に迫られているためだが、悪質業者による詐欺の被害も相次いでいる。

     上海紙「新聞晨報」によると、50歳以上の「微信」利用者は、2015年には1263万人だったが、17年には55歳以上でも約4倍の5000万人に急増した。主にニュースの閲覧や動画の転送、祝い金の送金サービスで利用が広がっている。中国が「一人っ子政策」を進めた時に生まれ、親元を離れた子どもが、高齢になった親に付きそう時間の余裕がなく、離れた実家にスマートフォンを送り、利用を勧める例も少なくないという。

     一方で、50歳以上の利用者の約6割が詐欺に遭っている。悪質業者による商品の大量購入割引のサービスなどの誘いにだまされる例が多く、「高齢者は日ごろ孤立しており、詐欺と判断し、防止できる身近な人がいないことが背景にある」としている。

     中国も日本と同様、少子高齢化が進んでおり、中国メディアによると、17年に60歳以上は2億4000万人を超え、中国の人口の約17%に達した。17年だけで1000万人以上増えたという。

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