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ウミガメ

保護へ 産卵期前に一斉清掃 津の海岸

海岸に漂着した木ぎれなどを拾い集める市民ら=三重県津市高洲町で2018年4月15日、田中功一撮影

 ウミガメの産卵シーズンを前に、津市高洲町の海岸で15日、清掃活動があった。保護に取り組む「ウミガメネットワーク」(津市、米川弥寿代会長)の呼び掛けに応じた市民らが漂着した流木などを取り除いた。毎年、会員らが個別に清掃活動をしてきたが、産卵シーズン前に大規模な活動をするのは初めて。【田中功一】

     伊勢湾沿岸では例年、5月中旬から7月にアカウミガメが産卵し、8~10月にふ化し、海に戻る。昨年は例年以上の上陸が確認され、津市内の海岸では上陸が21回あり、そのうち15カ所で産卵があった。高洲町の海岸でも8回の上陸と6回の産卵が確認された。

     清掃活動には、市内の企業や国、県、市の職員、地元住民ら約250人が参加。ウミガメの上陸を妨げる流木やスプレー缶、瓶、鉄くず、紙や衣類、ペットボトルなど7種類に分別しながら約1時間半かけて拾い集め、大型のゴミ袋700枚分以上を取り除いた。

     米川会長によると、全国の海岸漂着ゴミは、流木などの自然ゴミと、空き瓶や空き缶などの人工的なゴミの割合が半々だが、伊勢湾沿岸は自然ゴミが80%以上を占めている。山林の荒廃や流入する河川周辺の樹林化などが原因だという。集めた流木はバイオマス発電の燃料に回す。

     清掃後には米川会長が昨年の産卵場所に参加者を案内し、産卵数やふ化率などを説明した。米川会長は「活動によって多くの人にウミガメや海岸の自然環境について関心を持ってもらいたい。今年も多くの産卵を期待している」と話していた。

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