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RBCヘリテージ

小平が勝利「(PGAツアーに)フル参戦できる機会ができて、夢がかないました」(PGA Tour)

情報提供:PGA Tour

RBCヘリテージ 最終日

PGAツアー第24戦 RBCヘリテージ/サウスカロライナ州 ハーバータウンGL

小平が首位と6打差から鮮やかな逆転勝利

 PGAツアーのメンバーシップと、新しいジャケットを一着、クローゼットに追加することになった小平智。優勝後の記者会見で、ある質問が投げかけられたとき、それに対する答えはまったく予期せぬようなものだった。

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 その質問とは?

「新しいチェックのジャケットはどうですか?」

 小平は、RBCヘリテージで優勝者に送られる伝統のジャケットに目を落とした後、前に座った人々に目を向け直した。そして通訳を通して、こう答えた。

「たぶん、それほどしょっちゅうは着ないと思います」

 記者会見の会場が爆笑に包まれた後、小平はこう続けた。

「でも、とても特別なジャケットです」

 小平智28歳。この日は吹き荒れた強風と韓国のキム・シウに打ち勝ち、RBCヘリテージでツアー初勝利を手にした。

キム・シウはプレーオフで小平に敗れ、通算12アンダー2位だった Photo by Streeter Lecka/Getty Images

 最終日のスタート時点では、首位と6打差だった。サドンデス・プレーオフの3ホール目、17番パー3で、小平が約7.5メートルのバーディパットを決めた後、キムのバーディパットが外れ、勝負に決着がついた。

 最終組のキム、イアン・ポールター、ルーク・リストがスタートする1時間ほど前にティーオフした小平。その時点では「優勝するとは思ってもみませんでした」と話す。

 ホンダ・クラシックのプレーオフでジャスティン・トーマスに敗れたリスト、この日もプレーオフ参戦のチャンスはあったものの、最終18番パー4で3メートルのバーディパットを外し、戦線から脱落した。

 リストは首位と1打差の通算11アンダー3位タイでフィニッシュ。36ホール終了時点で首位だったブライソン・デシャンボーと並んだ。

 来月のプレーヤーズ選手権でタイトル防衛に挑むキムは、最終18番パー4で第2打をピンそば2メートルのバーディチャンスにつけ、勝ちを決めるかのように見えた。だが、バーディパットはカップのふちをかすり、中には落ちなかった。

「ベストは尽くしたよ。ただ、パットが入らなかった。それだけだ」とキムは話した。

イアン・ポールターはバックナインで大きくスコアを崩し、通算9アンダー7位タイ Photo by Ryan Young/PGA TOUR

 韓国で最もその名を知られたゴルファー、キムの出場と、第3ラウンドでシンガポール航空のボーイング787機が18番ホールの上空を低空飛行するというイベントが注目を浴びた同大会。

 プレーオフでキムの最後のバーディパットが外れた瞬間に、松山英樹に次いで2番目に日本で有名かもしれない選手の優勝が決まった。

「ボクは英樹と話したことはないです」と小平。

「でも、テレビでは見ていたし、ボクもPGAツアーでプレーするんだという思いと自信につながりました」

 日曜の最終日は、いつでも消耗戦になる。強風と雷を伴う嵐が予想された中、大会側はスタート時間を7時から9時の間に早め、出場者を1番スタートと10番スタートの2組に分けた。

 好スコアはいくつか出たものの、この日のベストスコアはハリス・イングリッシュの6アンダー65。リーダーボード上位組は、早々にバーディを決めて、必死でスコアにしがみつく必要があった。

 第3ラウンド終了時点で首位だったポールターは、バックナインで5オーバー40と大叩きした。通算9アンダー7位タイだった。

 リストは上がり8ホール中4ホールをボギーとし、痛手からの回復は15番パー5で奪ったバーディ1つのみに終わった。

 キムはフロントナインを3アンダー33(パー36)とした時点で首位に立ったが、バックナインで3オーバー38(パー35)だった。

小平(左)はプレーオフ3ホール目の17番パー3でバーディを奪い、決着をつけた Photo by Streeter Lecka/Getty Images

 RBCヘリテージの過去5年間の優勝者は、54ホールが終了した時点で少なくとも首位と3打差からの追い上げだった。

 小平は日曜、首位と6打差でスタート。この日は攻めのゴルフを見せ続けた。好コンディションに恵まれていた金曜日に、大会記録となる8アンダー63を打ち立てた後、最終ラウンドを3連続バーディの怒涛のスタート。この日奪ったバーディ数は7個だった。

 厳しいコースコンディションとなった日曜日に7バーディ、2ボギーの5アンダー66というスコアは、金曜日に比べてずっとすごいことだと小平は話した。

 18番パー4で行われたプレーオフ最初の2ホールでは、2人ともパー。2ホール目でグリーン後方からを何とかリカバリーしないといけないという状況に直面したとき、小平が優勝から最も遠ざかった瞬間だった。

 しかし、そこから1.5メートルに寄せてパーセーブを沈め、何とか生き延びた後、3ホール目の17番パー3で勝利を手にした。

 最後のパットについて、小平はこう話す。

「最後のパットは18番ホールの最初の2回に比べたら、それほど緊張はしませんでした」

 日本ツアーのメンバーである小平は、先週のマスターズを28位タイでフィニッシュしていた。この勝利によって、来シーズンのセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズや、その他の大会への出場権を手にした。

「ここは、ボクが夢に描いていた舞台です」と小平。

「(PGAツアーに)フル参戦できる機会ができて、夢がかないました」


情報提供:PGA Tour

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