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特集ワイド

読解力低下の危機

インタビューに答える国立情報学研究所の新井紀子教授=渡部直樹撮影

 数学者が人工知能(AI)を論じた本「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(東洋経済新報社)が「ビジネス書」部門の売り上げランキングで上位を走っている。著者の新井紀子・国立情報学研究所教授は、子どもの読解力低下と、森友・加計学園問題などをめぐり「論理」がないがしろにされている国会答弁に共通の構造があると指摘する。【井田純】

 まずはこの本の中身をおおまかに紹介しておこう。新井さんはAI技術を使った「ロボットは東大に入れるか」(東ロボくん)プロジェクトを率いた数学者。2011年に始まったこの研究の目的は、AIに何ができて何ができないか見極めることだった。

 AIは「意味を理解すること」ができない。「人間の脳が意味を理解する」とはどういうことか科学的に未解明なため、「理解」のメカニズムを数学的にモデル化することができないからだ。AIといってもコンピューターのプログラムにすぎず、「コンピューターができるのは基本的には四則演算だけ」(同書)なのだ。

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