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トランプ流「どう喝外交」 揺らぐ多国間ルール=論説委員・木村旬

 トランプ米大統領が中国への制裁関税など強硬な保護主義政策を打ち出した。中国の報復に対して貿易戦争も辞さない構えの一方、交渉による決着も探っている。ただ、どちらになっても相手を脅して譲歩を引き出す「取引外交」に変わりはない。力ずくの手法がまかり通れば、国際社会が築いたルールに基づく秩序が揺らぐ。

 今回の米中摩擦を特徴づけるのは、米国の秋の中間選挙をにらんだ政治的攻防である。トランプ氏が取引を仕掛けているのは国内向けの成果を勝ち取るためだ。

 トランプ氏は3月、中国が知的財産権を侵害しているとして制裁関税を課す大統領令に署名した。その際「米国の貿易赤字を減らすよう中国に伝えた。どうなるか見てみよう」と強調した。最大の赤字相手の中国に是正を迫り、中間選挙へのアピールをもくろむ。制裁と別に中国製鉄鋼などに輸入制限を発動したのも同じ狙いだ。

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