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女の気持ち

フキ 福岡市早良区・田中万紀子(70歳)

 夫は皿がたくさん並んでも、手の込んだ献立を作っても、うんともすんとも言わずに食べる。口がきけないのではない。「冷えとる」とか「焼けとらん」などの文句は飛び出す。

 70を超えたじいさんに可愛さを求めてもせんないが、おっくうになった料理に張り合いの出る言葉は出てこないものかと腹が立つ。

 ところが、フキが食卓に上るとひょう変する。「オオーッ」。オーバーなリアクションと共に冗舌になる。ありがたいことに田舎では、7年前に亡くなった母が植えたフキが際限なく増えていく。

 取れたてのフキは確かに色も香りも良く、いくら食べてもカロリーオーバーにはならない。お金を掛けずに喜んでもらえるのは助かるが、それにしても夫のフキへの執着はいつどんなにして生まれたものだろう?

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