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理研と東レ

貼り付けられる太陽電池開発 災害時使用も

ワイシャツの胸ポケットに貼り付けた有機太陽電池=2018年4月16日午後3時、酒造唯撮影
布に貼り付けた有機太陽電池。光を当てると発電する=2018年4月16日午後3時2分、酒造唯撮影

 衣服などに直接貼り付けられる超薄型の有機太陽電池を開発したと、理化学研究所と東レの研究グループが米科学アカデミー紀要の電子版に発表した。耐熱性が高く、プリントと同じように樹脂で生地に加熱接着できるという。身に着ける電子機器や災害時の非常用電源などに応用が期待される。

     この太陽電池の厚さは、基板込みで約3マイクロメートルと薄く、曲げ伸ばしができ、100度に加熱しても劣化しない。エネルギーの変換効率は約10%と超薄型の有機太陽電池の中では最も高く、実用化できるレベルに達したという。

     実用化できれば、電池などを持ち歩かなくても電子機器を動かすことができる。また、テントなどの生地に貼り付けると、屋外での電源や折りたたんで保管できる非常用電源としての応用も考えられる。

     現時点では酸素や水による劣化が早いため、洗濯時の防水性や耐久性を向上させ、2020年代初めごろの実用化を目指す。グループの染谷隆夫・理化学研究所主任研究員は「有機太陽電池は低コストで生産でき、大きな市場が見込める」と話す。【酒造唯】

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