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橿原・博物館

国宝展示ケースから有害ガス 劣化進む恐れ

高濃度の有機酸ガスが検出されていたことが分かった展示ケース=奈良県橿原市の県立橿原考古学研究所付属博物館で2018年4月16日午後3時37分、藤原弘撮影

 奈良県橿原市の県立橿原考古学研究所付属博物館で、藤ノ木古墳(同県斑鳩町)で出土した国宝の副葬品を納めた展示ケースから、基準値を大幅に超える有機酸ガスが検出された。副葬品の劣化が進む恐れがあり、同館は16日、対策を検討していると明らかにした。

     同館によると、2013~16年度の調査で、いずれも金属のさびを促すギ酸と酢酸の有害ガスを検出した。ギ酸は文化庁が推奨する基準値(1立方メートル中に20マイクログラム以下)の約140倍の2857マイクログラム、酢酸は基準値(同430マイクログラム以下)の約20倍の8343マイクログラムだった。ケースは基準値が示される以前の古い物で、使用されている合板の接着剤などが発生源の可能性があるという。

     ケース内には、いずれも金銅製の履(くつ)と冠、筒形品の国宝3点が1997年から納められている。ただ、金属製の副葬品は表面をアクリル樹脂でコーティング処理しており、同館は「有害物質が直接触れないようになっている。ガスの影響による異常は確認されていない」と説明している。【藤原弘】

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