イラク日報

緊迫生々しく 防衛省幹部は「戦闘行為ない」

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公表された陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報のコピー=防衛省で2018年4月16日午後6時17分、藤井達也撮影
公表された陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報のコピー=防衛省で2018年4月16日午後6時17分、藤井達也撮影

 防衛省が16日に公表した陸上自衛隊イラク派遣時の日報。計435日分に記載された事案の多くは当時から報道されてきた内容が中心だが、陸自部隊が活動していた南部サマワ市周辺では他国軍と武装勢力との衝突や陸自宿営地への攻撃が断続的に続いており、現場の隊員たちの緊迫した様子も記載されている。

 「サドル派(反米強硬派)民兵(が)多国籍軍の反応を確認するために攻撃した」。日報で「戦闘が拡大」と表現した2006年1月21日の英国軍などと武装勢力の武力衝突。同日中にサマワ市内では英軍やイラク軍などの合同作戦センターも銃撃されるなど衝突が断続的に続き、日報は「(サドル派は同センター)を敵の象徴とみなし、これを攻撃することで多国籍軍を排除しようとしている」として、今後も攻撃が続く見通しを記していた。

 ただ、ほかに「戦闘」の文言が確認されるのは、首都バグダッドやイラク北部での情勢に触れた部分などにとどまった。自衛隊の活動を「非戦闘地域」に限るとしてきた政府見解との整合性について、防衛省幹部は「(国または国に準ずるものによる組織的な武力攻撃という)法的な意味での戦闘行為になるようなものではない」と強調する。

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