「まちかど博物館」として保存・活用されている塩釜市にある明治初期の建物「旧えびや旅館」(同市本町)で、桜を描いた天井画の修復が完了し、今月から一般公開が始まった。桜の季節によみがえった港町の粋な風情が、観光客らの人気を集めている。
天井画は、建築当時では珍しい3階建てだった旅館3階の6畳客間「桜の間」にある。日本画の板絵で、国天然記念物「塩釜桜」らしい満開の桜が天井一面に描かれ、桜の皮付き丸太を使った床の間や、桜の形のくぎ隠しなどとともに昔の意匠を残していた。
しかし、経年劣化で絵がかすみ、建物を運営する歴史NPO「みなとしほがま」が、東北工業大や仙台市在住の日本画家、天笠慶子さんらに依頼し、昨年から修復を進めた。
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