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オウム事件

新実死刑囚「移送で13人バラバラで不安定」

接見した安田弁護士が日本外国特派員協会で明かす

 オウム真理教元幹部の新実智光死刑囚(54)らの再審請求を支援する安田好弘弁護士が17日、日本外国特派員協会で記者会見した。3月に東京拘置所から大阪拘置所に移された新実死刑囚が「(教団関係の死刑囚)13人がバラバラになり、精神的なダメージを受けている」と接見で話したと明らかにした。

     安田弁護士は、今月上旬に新実死刑囚と中川智正死刑囚(55)=広島拘置所に移送=にそれぞれ接見したと説明。新実死刑囚は「13人は同じ空間にいる安心感があった」「今はいつ執行されるか分からず、精神的に不安定になっている」などと話したという。また、中川死刑囚は、教団の事件で使用された猛毒のVXガスについて「論文を書いて将来のテロ防止に役立てたいが、思うように書けない」と語ったという。

     安田弁護士は「(教祖の)松本智津夫死刑囚は死刑判決を理解していない。他の被告も松本死刑囚の証人尋問がないなど、被告としての権利が侵害されたまま死刑が確定した」と話し、刑執行に疑問を呈した。

     法務省は13人中7人の移送について「(刑執行とは)連動していない」としている。【伊藤直孝】

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