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森友学園問題

学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題。不明な点は今も残っています。

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府教委・森友文書

借地でも価格交渉 財務省答弁と矛盾

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森友学園が小学校用地として購入した国有地。現在は国に返還されたが建物は残ったまま=大阪府豊中市で2018年3月14日、本社ヘリから加古信志撮影
森友学園が小学校用地として購入した国有地。現在は国に返還されたが建物は残ったまま=大阪府豊中市で2018年3月14日、本社ヘリから加古信志撮影

 大阪市の学校法人「森友学園」が大阪府豊中市の国有地で開校を目指した小学校設置計画を巡り、大阪府教委は17日、学園側が府に提出していた認可申請に関する文書を初めて開示した。学園側は文書で、当初定期借地だった国有地の賃料について「近畿財務局との交渉により借地料が確定した」などと記載。国会答弁で価格交渉を否定していた財務省の信頼性が揺らぐ形になった。

 借地料の交渉の経緯が書かれていたのは、2015年12月21日の認可申請の変更届。「近畿財務局の方針で、大阪府私立学校審議会において『認可適当』と認められた後に借地料の交渉に入った」などと、15年1月の私学審の答申後に、学園が近畿財務局と交渉したことが記されていた。

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【森友学園問題】

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