イラク日報

欠落なぜ 宿営地攻撃、緊迫の04年分

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公表された陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報のコピー=防衛省で2018年4月16日、藤井達也撮影
公表された陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報のコピー=防衛省で2018年4月16日、藤井達也撮影

「非戦闘地域」 膨らむ疑念

 防衛省が16日に公開した陸上自衛隊イラク派遣時の日報は、宿営地への攻撃が相次ぐなど現地の治安情勢が悪化した2004年春~05年初めの大半が欠けていた。理由は不明だが、派遣部隊の活動地域が本当に「非戦闘地域」だったかどうかを検証するには不十分な状態だ。一方、昨年3月に発見された陸自研究本部の日報には「戦闘」などの記載がないことも判明。なぜ、日報の存在が同本部で伏せられていたかという疑問も残ったままだ。

 陸自などで発見された日報は、派遣期間(04年1月~06年9月)のうち435日分にとどまり、特に04年3月~05年3月の約1年分は、ほぼ残っていなかった。一部の日報に掲載されていた統計によると、陸自の宿営地のあったサマワを含むイラク南東部では、04年春から米軍が治安の安定化作戦を始めた同年秋までは武装勢力による攻撃が頻発し、多いときは月約500件に達していたという。

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