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坂村健の目

東洋大情報連携学部(INIAD)の坂村健学部長が科学の視点でつづるコラム。

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太陽光発電 急成長のひずみ

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 1月23日午前11時、東京電力エリアでは800万キロワット時の電力が不足し、緊急に他社から電力を補給せざるを得なくなった。雪が積もって太陽光発電ができなくなったからだ。その時の全需要は4300万キロワット時。晴天の昼間は冬でも650万キロワット時を賄っているというから、いつのまにか太陽光発電は無視できないほど成長している。

 その負の面として、大規模太陽光発電所--いわゆるメガソーラーの乱開発による自然破壊と反対運動についての報道をよく見かけるようになった。自然エネルギーはエネルギー密度が低いので、必然的に大規模になり環境に大きな影響を及ぼす。風力発電に低周波騒音や野鳥の衝突被害があるように、自然エネルギーも負の面はある。しかし、その中でもなぜか太陽光の環境破壊が大きい印象だ。

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