尼崎脱線13年

変わる現場、遺族複雑 見るとつらい/JR西は隠したいだけ 進む保存工事、今夏完成

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屋根の設置など慰霊施設の整備が進むJR福知山線脱線事故現場=兵庫県尼崎市で2018年4月13日、本社ヘリから山田尚弘撮影
屋根の設置など慰霊施設の整備が進むJR福知山線脱線事故現場=兵庫県尼崎市で2018年4月13日、本社ヘリから山田尚弘撮影

 2005年4月25日に乗客ら107人が死亡した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、列車が激突したマンションを覆うアーチ状の屋根や慰霊碑などの整備工事が進む。今夏の完成を前に既に真新しい屋根が姿を現し、現場周辺は大きく様変わりしたが、建物を事故当時の姿のまま残すよう望んだ遺族は、複雑な思いを抱えている。【近藤諭、根本毅】

 JR西日本は1、2階部分に事故の痕跡が残るマンションや周辺の土地を購入し、現場のあり方について遺族・負傷者にアンケートを繰り返した。「全部保存」の訴えから、「マンションを見ると思い出してつらい」として撤去を求める声まで意見は分かれたが、最も賛成が多かった「一部保存」案を採用。9階建て(高さ約27メートル)だった建物のうち4階(同約13メートル)までを階段状に残すことを決め、16年7月~17年1月…

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