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この50年の世界

1968~2018 第3部・核兵器禁止への道/上 中南米、メキシコ主導 「危機」が生んだ非核化

トラテロルコ条約の交渉経緯を語るセルヒオ・ゴンサレス・ガルベス氏=メキシコ市で

 日本に甚大な被害をもたらした核兵器を法的に禁止する取り組みは50年前の4月22日、中南米で第一歩をしるした。世界で初めて特定地域の非核化を定めたトラテロルコ条約。その成立に奔走したメキシコの元外交官が前例のない交渉の経緯を明かした。

 「きっかけはキューバ危機だった」。セルヒオ・ゴンサレス・ガルベス氏(83)はメキシコ市内の自宅で「核戦争」間際と言われた当時を振り返った。

 冷戦さなかの1962年。米国の「裏庭」であるカリブ海の島国キューバにソ連が核ミサイル基地を建設し、核を搭載した米軍機はカリブ海上空を警戒した。米国、キューバのどちらが標的になっても、地理的に近いメキシコの核の被害は避けられなかった。「非核保有国が米ソに非核化の提案をしても受け入れられなかった。核の禁止区域を作ることが脅威から逃れる唯一の方法だった」という。

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