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時代の風

映画が映す日報問題 知りながら、なぜ派遣?=中島京子・作家

=内藤絵美撮影

 スピルバーグ監督の「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」を観(み)てきた。

 ベトナム戦争さなか、国防総省は詳細な戦況報告を作成し、この戦争には勝ち目がないという分析も行っていた。しかし、それを記した文書を、4代もの大統領が隠し続けた。

 この事実をスクープしたニューヨーク・タイムズを、時の大統領ニクソンは国家機密漏洩(ろうえい)の疑いで告訴する。ライバル紙ワシントン・ポストの社主キャサリン(メリル・ストリープ)と、編集主幹のベン(トム・ハンクス)は文書を前に、米国政府を相手取った、報道の自由を守る闘いを始めるか否かを迫られる。

 朝日新聞による財務省の公文書改ざんスクープを皮切りに、森友問題が再紛糾。毎日新聞、東京新聞、NHK等々も続き、愛媛県の「首相案件」文書も出てきて、突然「公文書」はトレンドワードになった。真実を明るみに出そうとするメディアと隠蔽(いんぺい)に走る政府という構図も、現在の日本の姿は映画によく似ている。

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