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この50年の世界

1968~2018 第3部・核兵器禁止への道/中 南ア、自ら核廃絶 アパルトヘイトに限界

1970~80年代に原爆製造の拠点だった南ア原子力公社の施設=ペリンダバで2018年4月20日、小泉大士撮影

 「1974年から89年までに原爆6個を製造したが、90年にすべて解体した」

 93年3月、南アフリカのデクラーク大統領は議会演説でひそかに核兵器を開発していた事実を明かし、世界を驚かせた。

 白人政権によるアパルトヘイト(人種隔離)政策によって国際社会から経済制裁を受け、孤立していた南ア。89年9月に大統領に就任したデクラーク氏はその2週間後、少人数の閣僚らを大統領官邸に招集して決意を告げていた。「南アは今後、国際社会の一員に復帰する。そのためには政治体制を民主化し、核計画を放棄しなければならない」

 元南ア原子力公社総裁で招集された一人のワルド・ストンフ氏(75)によれば、会議そのものは30分程度で終わった。「我々はアパルトヘイトの維持は限界だと悟っていた」という。反対意見はなく、議論の中心は、核廃棄をいかにして実行に移すかだった。

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