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斎藤環・評 『なぜ世界は存在しないのか』=マルクス・ガブリエル著

 (講談社選書メチエ・1998円)

 昨今の哲学界隈(かいわい)をにぎわすトピックが、「実在論」の新たな潮流である。そこには複数の流派があり、評者が理解し得た範囲では、フランスのカンタン・メイヤスーによる「思弁的実在論」と、本書の著者、ドイツのマルクス・ガブリエルによる「新実在論」が代表的なもののようだ。

 ガブリエルは弱冠二十九歳にしてドイツの名門ボン大学の哲学科主任教授となった俊英だ。もともと「ドイツ観念論」を専門としてシェリング研究で評価された研究者だが、本書が二〇一三年六月に発売されるやベストセラーとなり、彼は一躍思想界のスター的な存在となった。

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