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今週の本棚

中島岳志・評 『小説禁止令に賛同する』=いとうせいこう・著

 (集英社・1512円)

今への絶望と抵抗を嗜虐的に表現

 舞台は2036年。日本は東端列島と呼ばれ、アジア戦争に敗(ま)けた後、中国を中心とする「亜細亜連合」の傘下に入っている。抑圧的な政権が出したのは「小説禁止令」。危険分子として独房につながれた「わたし」は、作家でありながら、この法令に積極的に賛同する。そして、雑誌に、随筆を書く。なぜ小説は禁止されるのか。

 「わたし」は小説の構造に迫る文学論を展開し、小説禁止令賛同の理由を提示する。しかし、その議論が明ら…

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