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健康を決める力

記録文書を残す意義=聖路加国際大教授 中山和弘

中山和弘・聖路加国際大教授

 行政の文書のあり方が問題になっています。それで思い出すのは10年ほど前、大学で歴史的な資料や文書について検討する委員会に入った時のことです。日本の大学は、学内の文書をきちんと保管・整理して公開する文書館(英語ではアーカイブと言います)の設置の点で、世界から大きく遅れていることを知りました。

 欧米では、図書館、博物館、文書館の三つがそろっているのが近代大学の証しだと聞きました。実際に大学の文書館に行って1920年代の時間割を見せてほしいと頼むと、専門職員(アーキビストと言います)がすぐに出してくれるそうです。日本の大学で初めて本格的な文書館を設けたのは京都大学で、2000年のことでした。翌年に施行された情報公開法が契機だったそうです。

 日本の国立公文書館の職員数が四十数人なのに対して、米国では数千人規模であることにも驚きました。そし…

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