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いただきます

パンダダンゴ×上野動物園 「おいしくなれ」改良重ね

イラスト 佐々木悟郎

 東京・上野動物園の人気者がむんずと黄色いダンゴをつかんだ。木の上のお気に入りの場所に座り、興味津々に眺めてほんの少しかむと、見守っていたスタッフから笑みがこぼれた。昨年6月に誕生したジャイアントパンダのシャンシャン。手にしていたのは「パンダダンゴ」だ。

 トウモロコシや大豆、米の粉に卵などを混ぜ、耳たぶほどの軟らかさになるまで練る。体重に応じて量を変え、三角や丸形に固めて45分ほど蒸せばできあがり。少し硬めの蒸しパンのような食感だ。

 カンカン、ランランが上野に来た1972年、日本のパンダの歴史が始まった。北京動物園からの引き継ぎにあったのが栄養補助食のレシピ。飼育員の間でパンダダンゴと呼ばれるようになった。動物園の餌は野菜や肉を加工せずに出すことが多く、調理するダンゴは特別なものだ。並べた餌の中から真っ先に選ぶ好物で、体調確認の採血で前脚を差し出させる時にあげる「ご褒美」にもなる。

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