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悼む

シベリア抑留者支援・記録センター世話人 池田幸一さん=2月10日死去・97歳

 シベリア抑留の語り手がまた1人、世を去った。

 敗戦2週間前の1945年8月1日、満州(現中国東北部)で召集。戦後、旧ソ連によって中央アジア・ウズベキスタンに運ばれ、3年間土木作業をさせられた。食糧不足から多くの死に直面した。

 帰国後は大阪で会社経営の傍ら補償運動に取り組んだ。90年代に仲間ら5人と「カマキリの会」を名乗って弁護士を立てずに国を提訴。自らの力を顧みず強い相手に立ち向かう「蟷螂(とうろう)の斧(おの)」の故事を会の名に取った。最高裁で敗訴が確定してもあきらめず、2010年にシベリア特別措置法を成立させ、政府に特別給付金を支給させた。

 その後、日本兵・軍属だったのに支給対象から外された旧植民地出身者への救済▽正確な死者数さえ分からない抑留の実態解明▽公式の追悼行事--を日露政府に求めた。

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