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女の気持ち

お別れの時間 三重県鈴鹿市・北瀬純子(会社員・69歳)

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 意識不明のお母様が延命治療を受け、ただ横たわっているのが切ない、という先日の本欄を読み、12年前の母の死を思い出しました。

 亡くなる3~4年前から認知症となり、遠方に暮らす私は会うたびに悲しくなりました。

 そんな母をかいがいしく世話してくれたのは妹です。本当によく寄り添ってくれました。

 始まりはデイサービスでの昼食でした。食べ物がうまくのみ込めずに救急搬送され、危篤と言われて駆けつけると、呼吸器をつけピクリとも動きません。

 何度か主治医との話し合いがもたれました。延命は母の望むことなのか疑問に思い、ある日担当の看護師さんに「点滴や輸血をしていただいていますが、私には、枯れ木に水をやっているようにしか思えません。苦しさを与えているようで、耐えられません」と訴えました。

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