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漆黒を照らす

/57 シリア 市民記者の嘆き 「こんな戦争はたくさん」 /大阪

シリア政府軍の攻撃で破壊された地区に集まる人々=ダマスカス近郊東グータで2018年2月上旬、アブドゥル・アルバセッドさん撮影

 シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ。反体制武装諸派が拠点にしてきた地域だ。その面積は大阪市のほぼ半分に相当し、40万人が暮らしてきた。政府軍は「テロリスト掃討」の名目で、この地域に繰り返し攻撃を加えた。2013年8月には化学兵器が使われ、民間人に多数の死傷者が出た。

 その時、電話がつながったのが、サクバ地区に住むアブドゥル・アルバセッドさん(当時22歳)だった。「夜中に爆発音で目が覚め、救護所に向かった。100人以上が横たわり、鼻や口から泡を吹く子どももいた。毒ガスだと思う」。彼は震える声でそう話した。

 大学生だったアブドゥルさんは参加した反体制デモがアサド政権に弾圧されたことをきっかけに、市民記者として活動を始めた。空爆の被害や人々の声を現地から私に伝えてきてくれた。政府軍に包囲された東グータの住民は他の地域への移動が容易でなく、爆撃から逃れることができなかった。

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